OWON SDS1104 (4)

今回は操作パネルの話題です。 英文マニュアルでの表記を直訳した用語を使用していきます。 「メニュー選択ボタン」 (Menu Selection Buttons) と「コントロール領域」 (Control Area) の写真を示します。

OWON SDS1104 (3)

今回は、ディジタルオシロにとって重要な性能の指標のひとつである AD コンバータのサンプリング・レートの話です。 SDS1104 は最高サンプリング・レートが 1 G サンプル/s ですが、これは単一のチャネルのみ表示させた場合で、全 4 チャネルを表示させると…

OWON SDS1104 (2)

今回は、表示部分について述べます。 800 ピクセル × 480 ピクセルの 7 インチ LCD パネルが使われており、アスペクト比 5:3 の「ワイド」画面を活かして、波形の表示領域もワイドになっています。 一般的なオシロでは表示エリアは水平 10 div、垂直 8 div …

OWON SDS1104 (1)

100 MHz 4 ch で 3 万円台のローコスト・ディジタル・ストレージ・オシロスコープ、 OWON SDS1104 (秋月電子版) を購入したので、ボチボチとレビューしていきたいと思います。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (24) --- CV 漏れ補正 (3)

CV 漏れ補正状態の測定の最後は、4 次 LPF などで全ステージが直結される構成、つまり、 (ステージ 1) → (ステージ 2) → (ステージ 3) → (ステージ 4) となる場合の測定です。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (23) --- CV 漏れ補正 (2)

今回は、ゲインセル 2 段を直結したものが 2 組 、つまり、 (ステージ 1) → (ステージ 2) (ステージ 3) → (ステージ 4) となる構成での測定です。 下に CEM3320/V3320 側の回路を示します。 ステージ間の接続を主に表現しており、電源まわりや CV まわりは省…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (22) --- CV 漏れ補正 (1)

CEM3320 / V3320 のマイナス電源側の回路は少し特殊な形となっていて、いわゆる「CV 漏れ」(CV feed through) 補正量の調整の機能も兼ねています。 電源まわり (プラス電源ピン、グラウンド・ピン、マイナス電源ピン) の回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (21) --- 状態変数型フィルタ (3)

spice のバイポーラトランジスタ・モデルでアーリー (Early) 効果を取り込むためのモデル・パラメタとして「VAF」(順方向アーリー電圧) があります。 トランジスタの出力コンダクタンスは VAF によりほぼ決定されるので、回路に対する出力コンダクタンスの影…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (20) --- 状態変数型フィルタ (2)

データシート記載の状態変数型 2 次フィルタ回路の LTspice 記述を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (19) --- 状態変数型フィルタ (1)

データシート記載の 2 次状態変数型フィルタの回路図を書き直したものを下に示します。 (図をクリックすると拡大します。)

4 次 VCF CEM3320/V3320 (18) --- 4 次 APF (2)

データシート記載の 4 次 APF の回路を書き直したものを下に示します。 (図をクリックすると拡大します。)

4 次 VCF CEM3320/V3320 (17) --- 4 次 APF (1)

「4 次 APF」と言った場合にその特性に期待されるのは、 振幅特性については、多少のデコボコはあるにせよ「オールパス」らしく全体的にはフラットで 位相特性については、0° から 720° まで滑らかに推移し、レゾナンス・コントロールにより大幅に傾きが変化…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (16) --- 4 次 BPF (2)

データシート記載の 4 次 BPF 回路の、信号に注目したブロック・ダイアグラムを下に示します。

ダウンロード・リンクの変更

これまで、ダウンロード・ファイルの格納先として「Yahoo! ボックス」を利用していましたが、気が付かないうちに、2020 年 9 月で「公開」機能の提供が終了していました。 格納先を「Dropbox」に変更し、ファイルは転送しましたが、リンク URL の変更は手作…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (15) --- 4 次 BPF (1)

データシート記載の 4 次 BPF 回路では、ステージ 1 のゲインセルが HPF 構成になっているので「正しくない」フィードバックが掛かることになります。 ステージ 1 のゲインセルが LPF になるように 1 次フィルタの順序を入れ替え、外部に設けた反転増幅回路…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (14) --- 4 次 HPF (3)

データシート記載の 4 次 HPF 回路を、負電源ピン付近を省略して書き直したものを下に示します。 (図をクリックすると拡大します。) (2020 年 12 月 25 日: 回路図を追加しました。)

4 次 VCF CEM3320/V3320 (13) --- 4 次 HPF (2)

今回はデータシートに掲載されている「正しくない」フィードバック経路を持つ 4 次 HPF 回路の周波数特性を求めます。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (12) --- 4 次 HPF (1)

CEM3320 / V3320 のデータシートには 4 次 LPF だけでなく、4 次 HPF / APF / BPF を実現する回路が掲載されていますが、内蔵の回路のみを使う場合、 LPF 以外はフィードバック経路が「正しくない」形になります。 そのため、理想的な特性からはズレて、特に…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (11) --- 4 次 LPF (3)

周波数 CV の値は固定し、フィードバック量をステッピングしてレゾナンス量を変えた 4 次 LPF の回路を LTspice で記述したものを下に示します。 「回路図」の部分は 2020 年 12 月 17 日付けの記事 (→こちら) の「通常電流版」と同一なので省略し、spice コ…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (10) --- 4 次 LPF (2)

CEM3320/V3320 のデータシートに掲載されている 4 次 LPF の回路を LTspice で記述したものを下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (9) --- 4 次 LPF (1)

CEM3320/V3320 のデータシートに掲載されている 4 次 LPF の回路を下に示します。 (図をクリックすると拡大します。)

4 次 VCF CEM3320/V3320 (8) --- 2 次 BPF

ゲインセル 2 回路を使った 2 次 BPF の LTspice シミュレーションの回路を下に示します。 「2 次」と言っても 1 次 HPF と 1 次 LPF の縦続接続で実現しており、 Q = 0.5 相当に固定で、Q の値は選べません。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (7) --- 1 次 APF (2)

ゲインセル 1 回路を使った「10 倍電流版」1 次 APF の LTspice シミュレーションの回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (6) --- 1 次 APF (1)

ゲインセル 1 回路を使った 1 次 APF の LTspice シミュレーションの回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (5) --- 1 次 HPF

ゲインセル 1 回路を使った 1 次 HPF の LTspice シミュレーションの回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (4) --- 1 次 LPF

ゲインセル 1 回路を使った 1 次 LPF の LTspice シミュレーションの回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (3)

ゲインセルの電流出力 (OUT 端子) の出力インピーダンスを求める LTspice シミュレーション回路を下に示します。

4 次 VCF CEM3320/V3320 (2)

ゲインセル部分を 1 次ハイパスフィルタとして動作させる接続を下に示します。 ローパスフィルタではゲインセル回路の基本構成に対して 2 本の抵抗の追加が必要でしたが、ハイパスフィルタでは回路は基本のままで、接地していた側のコンデンサの端子から信号…

4 次 VCF CEM3320/V3320 (1)

現在、秋月電子では 4 次 VCF 用チップとして、CEM3320 のコンパチ品の coolaudio 製 V3320 と、SSM2044 のコンパチ品の coolaudio 製 V2044A とを取り扱っています。 V3320 はゲインセルを 4 回路内蔵しており、外部回路の構成次第で 4 次 LPF / HPF / BPF …

STM32F446RE 内蔵の SAI モジュールの AC97 モード (2)

AC97 では、1 オーディオ・フレームは 256 ビットから構成されており、「BIT_CLK」 (ビット・クロック) の周波数は、 256 × 48 kHz = 12.288 MHz となります。 256 ビットの 1 フレームはさらに、16 ビット幅のスロットが 1 個、20 ビット幅のスロットが12 …