2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
FM 音源プログラムを「STBee」および「STBee Mini」に移植するにあたり、STM32F103xx の最新のリファレンス・マニュアル (RM0008 rev.11) を見ていたら、m-系列によるホワイトノイズ作成に使える内蔵モジュールが3つほどあることが分かりました。 12 ビット…
デザインウェーブマガジン誌 2008 年 5 月号付属の CQ-STARM 基板用のFM音源プログラム「TGSTARM」を作ってから 2 年あまりが過ぎました。 C コンパイラとして Keil 社および IAR 社の無償コードサイズ制限版を使ったために、あまり機能を追加することがで…
今回は、ホワイトノイズ出力およびピンクノイズ出力のパワーに関する話題です。 まず、フーリエ変換における「パーセバル (Parseval) の式」を示します。 ここで、 と は、互いにフーリエ変換/逆変換の対で、具体的に言えば は時間ドメインでの「波形」で、 …
今回は、前回作成した -3 dB/oct (-10 dB/dec) フィルタを、生成多項式 3 を使った m-系列ノイズ・ジェネレータにつないで測定してみました。 周波数特性を観測するだけではなく、録音したノイズの .wav ファイルをプログラムで処理して、振幅方向の統計的性…
これまで述べて来たのは、各段のラグ・リード・フィルタをバッファを介して接続したり、「低域」と「高域」のように中心周波数の比が約 80 となって互いに影響しにくい状態のラグ・リードをパッシブの状態で組み合わせる方法でした。 この方法には、(各段が…
これまでの方針をふまえて、-3 dB/oct (-10 dB/dec) 特性のフィルタ回路の LTspice シミュレーションを行い、実際にブレッドボード上に実験回路を作成して特性を測定してみました。 まず、下に LTspice に入力した回路図を示します。