2019-01-01から1年間の記事一覧
aitendo で Titan Micro 製の (ノンオーバーサンプリング) 16 ビット DAC 「TM8211」が販売されているのに最近気づきました。 以前から販売されている Princeton Technology 製の「PT8211」とピン接続/機能が同等で、価格も同じ 1 個 50 円です。 2017 年 6 …
ICL7137 のセグメント出力をキャプチャするソフトウェアについて述べます。 表示の変化の途中でキャプチャすることを避けるには、それがセグメント出力の最後の変化であることを確認してから取り込まなければなりません。 しかし、現在の変化が「最終」であ…
ICL7137 の標準の回路のままでセグメント出力から信号を引き出すだけでは適切なロジック・レベルが得られないことを説明します。 ICL7137 のセグメント出力の内部回路と、外部の 7 セグメント LED との接続の様子を下に示します。
ハードウェア / ソフトウェアを合わせたブロック・ダイアグラムを下に再掲します。 図では、ICL7137 からの 7 セグメント LED への配線に「パラ」ってセグメント・パターンの信号を取り出していますが、標準の回路のままではロジック・レベルが合わず、正常…
5 セグメント・パターンから BCD (Binary Coded Decimal) への変換部分を、 PLD (Programmable Logic Device) である Lattice GAL16V8 を使って「ランダム・ロジック」によるハードウェアとして実現した例を示します。 GAL16V8 の OLMC (Output Logic MacroC…
V3340 の温度補償ずみ CV 出力 (アンチログ部の差動ペアのベースを駆動する電圧) は、最大で約 -180 mV から約 180 mV まで変化します。 マイコンでデータをロギングする場合、マイコン内蔵の ADC を使うためには、入力電圧の変化範囲を GND から電源電圧ま…
coolaudio 製 V3340 は、(ミュージック・シンセサイザ用) VCO IC である CEM3340 のコンパチ品で、1 年ほど前から秋月でも扱うようになりました。 単価 980 円と、結構いいお値段するので気軽に試してみる訳にもいかず、これまで手を出していませんでした。 …
「STM32F4 Discovery」(STM32F407VGT 搭載) 用のFM音源プログラム 「TGSTM32F4」を「STM32CubeIDE」に対応させたパッケージを公開しました。(→こちら) 上記リンクをクリックすると Dropbox ボックスが開きます。 (Dropbox のアカウントを持っている必要は…
STMicroelectronics 製 STM32F4 マイコン・ボード 「STM32F4 Discovery」(STM32F407VGT 搭載) 用のFM音源プログラム 「TGSTM32F4」(2012 年 04 月 18 日に公開) では、開発環境として、無償版の Atollic TrueSTUDIO for STMicroelectronics STM32 Lite V 2…
トランジスタ技術 2019 年 5 月号付録 PSoC 基板 (CY8C4146LQI-S433) 用の無限音階オルガン・プログラム "st_p41s" のパッケージを公開しました。(→こちら) 上記リンクをクリックすると Yahoo! ボックスが開きます。
2015 年 5 月 23 日付けの記事 (→こちら) と 2015 年 6 月 30 日付けの記事 (→こちら) で「PSoC 4200 Prototyping Kit」用に作った「タッチ鍵盤付き無限音階オルガン」基板を改造して、トラ技 2019 年 5 月号付録基板用に作り変えました。 この基板のタッチ…
CY8C4146LQI-S433 (PSoC 4100S シリーズ) での FF (Fixed-Function) モジュールの入出力は、任意のピンに割り当てることはできず、数か所の選択肢の中からひとつを選ぶ形になります。 その割り当て表は、デバイスのデータシートやトランジスタ技術 2019 年 5…
トランジスタ技術 2019 年 5 月号には、付録として Cypress CY8C4146LQI-S433 (PSoC 4100S シリーズ) を搭載した基板が付いています。 以前の記事で取り上げた「PSoC 42xx Prototyping Kit」(CY8CKIT-049) に搭載されている CY8C4245AXI-483 (PSoC 4200 シリ…
現状の周波数シフター・プログラム (2019 年 2 月 7 日付けの記事に hex ファイルを掲載) では、処理に余裕があったので、 2019 年 1 月 16 日付けの記事の実質 507 タップのヒルベルト変換器ではなく、タップ数を増やして実質 763 タップとしたものを使って…
2019 年 3 月 24 日付けの記事では、方形波を表すフーリエ級数表現の式を積分して、三角波のフーリエ級数表現が得られることを示しましたが、サイン/コサイン入れ替え版の式は求めていませんでした。 1.442-3. 式の左辺の積分を計算すると次のようになります…
2019 年 3 月 31 日に Yahoo! ジオシティーズのサービスが終了するのに対応して、ジオシティーズ上にあったWeb サイト「JO-MIDI-FM」 http://www.geocities.jp/pcm1723/ を XREA 上の http://pcm1723.g3.xrea.com/ に移転しました。 2019 年 9 月 30 日まで…
解析的には積分が難しい関数でも、べき級数としての表現が得られれば、その式を項別に積分して結果の式を求めることができます。 得られた級数を必要な精度を満たす項まで計算すれば、数値としての値が求まります。 Maxima にはテイラー級数 (Taylor series)…
前回の三角波のサイン → コサイン置き換え版を、数式処理システムの「Maxima」でフーリエ級数以外の表現で求めてみたところ、やはり、初等関数では表せない形になるようです。 まず、「方形波」を積分すれば「三角波」になるので、方形波のフーリエ展開の式…
偶対称の位置に配置した方形波のフーリエ展開である 1.442-4. 式のサイン → コサイン置き換え版である 1.442-3. 式 と、前回示した逆グーデルマン関数の定義 の右辺を比較すると、 係数 の有無 変数 と変数 の違い を除いては同じ形になっていることが分かり…
"Table of Integrals, Series, and Products" でのグーデルマン関数 (Gudermannian function, 関数名は「」と表記) の定義を引用します。
前回と同様に、"Table of Integrals, Series, and Products" から引用した式を示します。 まず、方形波の場合です。
以下、(1.441-1.) のような式番号が付けられている式は、 I.S. Gradshteyn, I.M. Ryzhik 著 Alan Jeffrey, Daniel Zwillinger 編 "Table of Integrals, Series, and Products", Seventh Edition, Academic Press からの引用です。 まずは、のこぎり波のフー…
ヒルベルト変換器を通すと、すべての周波数成分の位相が 90° 遅れるので、単一周波数の正弦波以外の一般の信号では、入力信号とは違った波形になります。 のこぎり波 / 方形波 / 三角波に対する出力波形を観測し、「理論値」と比較してみました。 まずは単一…
前回示したオブジェクト・プログラムでサポートしている 外付け 12.288 MHz 水晶振動子を使用した回路 外付け 16 ビット ADC を使用した回路 を示します。 ただし、簡単のため、電源の配線など前回の基本回路図で表されている部分は省略し、追加すべき部分に…
dsPIC33FJ64GP802 を使った「Bode frequency shifter」のプログラムの基本的な部分がほぼ機能するようになりました。 「スケルチ」などは、まだ実装していません。 クロックに関しては 内蔵 FRC オシレータ (7.37 MHz) 使用 外付け 12.288 MHz 水晶振動子使…
2018 年 11 月に開催された「アナログシンセ・ビルダーズ・サミット 2018」で、「公生32+」さんと「yama」さんが、「Bode Frequency Shifter」(以下「周波数シフター」と略記) の構成に基づいた (アナログ) シンセ・モジュールを出品されていました。 この周…
フィルタのユーザモジュールのウィザードでは、フィルタ仕様を入力して設計するほかに、外部のプログラムでコーナー角周波数を 1 [rad/s] として設計したフィルタの s-平面上の「極」の配置を入力して使うこともできます。 ELPF ユーザモジュールでは、「ノ…