周波数成分を 90° 移相した三角波による FM 合成

 約 1 年前の 2019 年 3 月 7 日付けの記事 (こちら) で示した、三角波のすべての周波数成分の位相を 90° 移相して得られた「ずんぐりとした正弦波」状の波形を FM 音源の波形のひとつとして追加し、合成波形を見てみました。
 最小限のパラメタのみを変更可能としたホスト・アプリケーションを作成して波形を表示させています。

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PSoC Creator の Verilog-HDL のリダクション演算の不具合 (2)

 PSoC Creator のリダクション演算の問題で、回路自体は変更せずに、ゲートを負論理で表現して OR の部分を単項リダクション演算で記述してみたところ、ひとつの式の中に複数のリダクション演算があっても問題なく変換されることが分かりました。
CLA 回路部分を回路自体は変えずに負論理で表現したものを下に示します。

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PSoC Creator の Verilog-HDL のリダクション演算の不具合 (1)

 PSoC Creator のユーザ・コンポーネントとして、(LS)TTL / HCMOS の 4 ビット ALU である 74181 の内部回路を Verilog-HDL で書いていて、「リダクション演算」に関する不具合があることに気が付きました。
 回避する方法も判明しているので、実用上は問題ありません。

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TM8211 (2)

 TM8211 / PT8211 のデータシートには、(NXP/Philips 製) TDA1311 と機能コンパチブルであることが記されています。
 TDA1311 では、「Continuous Calibration」と称する方式が採用されています。
 TDA1311 の回路構成としては、16 ビット・データ入力の上位 5 ビット・データについては、基準単位電流源を 0 個 ~ 32 個合成することにより表現し、下位 11 ビットについてはその電流を抵抗ネットワークによって分割して、合計 16 ビット分の分解能を得ています。

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新リビジョンの PSoC5LP Prototyping Kit

 最近、「PSoC5LP Prototyping Kit」を買い増ししたのですが、基板のリビジョンが上がっていて、2016 年 1 月 12 日付けの記事 (→こちら) で触れたリセット信号がピンにつながっていない問題は修正されていました。
 パッケージの表示では「Rev *C」、基板のシルクでは「REV06」となっています。

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TM8211 (1)

 aitendo で Titan Micro 製の (ノンオーバーサンプリング) 16 ビット DAC 「TM8211」が販売されているのに最近気づきました。
 以前から販売されている Princeton Technology 製の「PT8211」とピン接続/機能が同等で、価格も同じ 1 個 50 円です。
 2017 年 6 月 28 日付けの記事 (→こちら) で PT8211 の特性を測定していますが、あまり良くない結果でした。
 TM8211 については、まだ 2017 年 6 月 28 日付けの記事のように 1 ステップごとの特性は測っていませんが、サイン波を入力して高調波歪の量で見る限り、PT8211 と同程度か、あるいは少し悪いという結果になりました。

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ICL7137 (5)

 ICL7137 のセグメント出力をキャプチャするソフトウェアについて述べます。
 表示の変化の途中でキャプチャすることを避けるには、それがセグメント出力の最後の変化であることを確認してから取り込まなければなりません。
 しかし、現在の変化が「最終」であるかどうかは、その時点では分かりません。 そのため、セグメント出力の変化を確認した時点では取り込まず、一定の時間が経過してから取り込むようにします。
 もし現在の変化が最終でない場合、時間経過を待っている間に再度ピン変化割り込みが掛かることになるので、その場合には待機時間を再設定した後に再度待機状態に入るようにします。
 もっと回路寄りの言葉で言うと、ピン変化割り込みのたびに「リトリガラブル・ワンショット・タイマ」(retriggerable one shot timer) をリトリガして、ワンショット時間が完了した時点でセグメント出力をキャプチャします。

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