ADC

HX711 (2) --- DAC 測定

(ノン・オーバーサンプリングでマルチ・ビットの) オーディオ DAC の「BU9480F」と「PT8211-S」、および 16 ビット PWM DAC の測定をしてみました。 HX711 回りの回路図を下に示します。 (HX711 内蔵のレギュレータは使用せず、外付けの 3.3 V LDO を使用し…

HX711 (1)

「重量計」への応用を主な用途とする 24 ビット ADC、「HX711」 (AVIA Semiconductor) を使ってオーディオ用 DAC の特性を測定してみました。 HX711 は「ひずみゲージ」を使った「ロードセル」に適した入力レベルとなっていて、電源電圧 5 V、内蔵 128 倍ア…

TM7705N を使ったトランジスタ特性の測定 (4)

前回までの測定で、同一 IC に対する VBE (の絶対値) がトランジスタの品種により違いがあることが分かりました。 そこで、NPN / PNP トランジスタの品種の組み合わせ方により、Arp 方式のアンチログ回路を単一電源動作させた場合の特性を改善する試みを行い…

TM7705N を使ったトランジスタ特性の測定 (3)

以下に示す品種の PNP トランジスタも測定してみました。 2SA1015-GR、2SA1015-Y (東芝製) 2SA1618-Y (東芝製、2 素子封入、コモン・エミッタ、2SA1015-Y ×2 相当) HN03B02FU (東芝製、PNP + NPN、 2SA1015-GR + 2SC1815-GR 相当) 2SA1049-GR (東芝製) 2N390…

TM7705N を使ったトランジスタ特性の測定 (2)

測定対象の NPN トランジスタとしては、以下に示す品種を選びました。 2SC1815-GR、2SC1815-Y (東芝製) 2SC2710-Y (東芝製, Ic_max = 800 mA) 2SC3113-B (東芝製, 高 hFE) TD62507 (東芝製, 5 素子独立トランジスタ・アレイ) 2SD2704 (Rohm 製、ミューティン…

TM7705N を使ったトランジスタ特性の測定 (1)

TM7705N を使ってトランジスタの特性を測定してみました。 各種の特性のなかでも測定の対象とするのは hFE-IC 特性と IC-VBE 特性との 2 種に限ることにしました。 原理的な図を下に示します。 実際の回路では単電源での動作となりますが、この説明では両電…

ADC 2 種 (PCM1808、TM7705N) の評価 (6)

Microchip 製のデュアル 12 ビット DAC、MCP4922 も測定してみました。 ディジタル・インターフェースは SPI で、電源電圧は 2.7 〜 5.5 V、2 ch 独立の外部 VREF 入力、DIP 14 ピン・パッケージです。 測定回路を下に示します。 TM7705N 側の回路は省略し、…

ADC 2 種 (PCM1808、TM7705N) の評価 (5)

TM7705N を使って、実際の DAC の特性を測ってみました。 測定対象としたのは Maxim MAX518BCPA で、I2C インターフェースのデュアル 8 ビット DAC です。 5 V 単一電源で動作する DIP 8 ピン・パッケージの IC で、電源電圧 (VDD) をリファレンス電圧として…

ADC 2 種 (PCM1808、TM7705N) の評価 (4)

TM7705N は 2 個購入して、そのうちの 1 個だけを測定していましたが、残りの 1 個について測定して見ると、セルフ・キャリブレーション後の残留オフセットが少なく、さらにディジタル・インターフェースの読み取りエラーの頻度は信号のドライブ能力に影響さ…

ADC 2 種 (PCM1808、TM7705N) の評価 (3)

ネット上で検索しても TM7705 のデータシートは中国語のものしか見つからず、詳細が読み取れなくて困っていたのですが、「7705」という型番、スペック、ピン・アサイン、データシートの構成などから、Analog Devices の AD7705 のコンパチ品であることが分か…

ADC 2 種 (PCM1808、TM7705N) の評価 (1)

aitendo で販売している次の 2 種の A/D コンバータを Nucleo で動かしてみました。 PCM1808 (TI (旧BB) 製)、単価 100 円、ディジタル・オーディオ用途 (2 ch ステレオ、96 kHz サンプリングまで、HPF 付きで DC 不可)、24 ビット・デルタ・シグマ方式、14 …