2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (7)

外部回路により SSIWS / SYNC を発生する方式についても実験してみます。 ATmega48/88/168/328 や ATtiny2313 は手持ちがあるのですが、さすがに 28 ピンや 20 ピンの IC を実装して実験する気にはなれなかったので、8 ピンの ATtiny13 を買ってきて使うこと…

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (6)

今回の実験に使っている ALC650 はプライマリ・コーデック専用で、セカンダリ・コーデックとしては使えないので試すことはできませんが、セカンダリ・コーデックとして動作させると下の図のように SH-2A 側のリソースの消費が少なくなります。

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (5)

今回は、実験に使っている回路を説明します。 ポリシーとしては、SH-2A 内部のリソースを活用して、外部の「回路」は使わず、「配線」だけで実現することを目指しました。 その代わりに、代替不可能な貴重なリソースを「浪費」することにつながってしまいま…

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (4)

今回からは、実際の接続について、いくつかの方法を説明します。実験に使った回路については次回説明します。 まずは、外部回路を使うものの、SH-2A 側のリソースの消費が小さく、ソフトウェアの面でも負担の少ない「実用的」な接続方法を下に示します。

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (3)

前回は、実用性はともかく、原理的には SH-2A のシリアルサウンドインターフェース (SSIF) で AC97 コーデックの 1 フレーム分の全データ 256 ビットを取り扱えることを示しました。 実用的には、全データではなく、一部のデータを扱うことになります。 今回…

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (2)

AC97 コントローラと、AC97 コーデックとの間のディジタル・インターフェースは、「AC-link」と呼ばれる 5 本の信号を使いますが、リセット信号を除外すれば 4 本となり、また、SDATA_OUT/SDATA_IN は入出力を同時に行うためのものなので、片方向に限れば 3 …

SH-2A 基板に AC97 コーデックをつなぐ (1)

SH-2A のシリアルサウンドインターフェース (SSIF) を利用して、 AC97 コーデックをつなぐ実験をしています。 一応、コーデックから音を出すことには成功しました。 AC97 とは、正式には「Audio Codec '97」と呼ばれる PC 用のサウンドインターフェース規格…

SH-2A 基板 (16)

SH-2A 基板のベースボードに BU9480F と μPD6376 を実装して、 SPDIF 光出力 AK4321VF BU9480F μPD6376 の計 4 種類の DAC から音が出るようになりました。 これら4つから同時にオーディオ出力が得られるのは、オーディオ・クロックが 512 fs の場合に限り…

SH-2A 基板 (15)

ディジタル・オーディオ用 DAC の代表的な入力フォーマットとして、いわゆる「標準」フォーマットと、I2S フォーマットがありますが、両者の違いを表にすると下のようになります。 フォーマット 標準 I2S SSIF レジスタビット データ位置 右詰め 左詰め SSIF…