製作

MIDI to CV (9) -- まとめ

今回の実験の、 のこぎり波 VCO SCF VCF CPLD による VCO では、いずれの場合もオクターブ境界でノイズが発生していました。 オクターブ・コード + F-Number (D-Number) という構成では、回路動作が理想的でない限り、現実的には避けることのできない現象で…

MIDI to CV (8)

VCO、VCF、VCA と、アナログシンセの基本ブロックが揃いましたので、実際に音を出してみます。

MIDI to CV (7) -- VCA / チャージポンプ

アンプのゲインが CV 入力に比例する、リニア VCA 部の回路図を下に示します。 VCA の本体は、Operational Transconductance Amplifier (OTA) の LM13700 を使っています。

MIDI to CV (6) -- SCF VCF (3)

CPU クロック VCO の制御電圧入力、つまりループフィルタ出力の波形を下に示します。 これば 74HC4046 の 10 ピンのソースフォロア出力を観測したものです。

MIDI to CV (5) -- SCF VCF (2)

SCF クロック生成部 MF10 は中心周波数 f0 が SCF クロックの 1/100 になるモードを選びます。 中心周波数が MIDI ノート番号 0 (C0) の約 8 Hz から、実際には存在しないノート番号 131 (B10) の約 16 kHz までを可変範囲とすると、SCF クロック周波数は約 …

MIDI to CV (4) -- SCF VCF (1)

アナログ・シンセの VCF 部には、いろいろな回路方式があり、各シンセの個性が現れる部分でもあります。 ここでは、アナログ VCF を CV でコントロールする通常の方法ではなく、スイッチト・キャパシタ・フィルタ (SCF) のクロック周波数を可変して、カット…

MIDI to CV (3) -- のこぎり波 VCO (2)

オクターブをまたぐ部分で VCO 波形が乱れて、ノイズを生じる現象について、波形およびスペクトラムを示します。 MIDI ノート番号 0 (C0) の最低音 (約 8 Hz) から、ノート番号 127 (G10) の最高音 (約 13 kHz) までを、最もスピードを遅くしたポルタメント…

MIDI to CV (2) -- のこぎり波 VCO (1)

ADuC7026 ボードと、それに接続する実験ボードの写真を下に示します。 右側が DWM 誌 2006 年 3 月号付属基板 FRK-ADuC で、左側が実験ボードです。 このボード上に、のこぎり波 VCO、スイッチト・キャパシタ・フィルタ (SCF) による VCF、OTA による VCA が…

MIDI to CV (1)

まだ十分な成果が得られているとは言い難いのですが、MIDI to CV コンバータ + VCO や、MIDI to CV コンバータ + VCF の実験を紹介しておきます。 説明は次回以降に回して、ここでは、ブロックダイアグラムや回路図へのリンクだけを示しておきます。

ディジタル信号処理による信号発生とエイリアス(15)

CPLD 部の回路図を (→こちら) に置きました。 74 シリーズのロジック IC に相当する機能のライブラリと、メガファンクションを使った回路図入力だけで構成されています。 ユーザーが入力する HDL は、一行も書いていません。(システムが自動で生成する HDL …

ディジタル信号処理による信号発生とエイリアス(14)

D-Number の応用例として、MIDI to CV コンバータ + VCO をディジタル的に実現する実験として組んだ回路を紹介します。 ソフトウェア部分は、V850 版のFM音源プログラムに処理を追加する形で実現し、ハードウェア部は、「トランジスタ技術」2006 年 4 月号…

ピタット・アンチログ実験回路

ピタット (PTAT) 電圧源を使ってアンチログの温度補償をする回路の実験を計画中です。 回路図は(→こちら)。