2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (10)

「PRA」(Pulse Recorder and Analyser) を使って、「やさしお」を実際に測定して得たパルス高ヒストグラムから、gnuplot によりグラフをプロットしたものを下に示します。 PRA のデフォルトでの最大測定時間 89478 秒 (約 25 時間) かけて 342 個のパルスを…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (9)

フォトダイオード・アンプ出力を PC のサウンド入力と接続し、WaveSpectra でバックグラウンドのノイズを観測した結果を下に示します。 上側のトレースが「時間波形」で、下側の青い線が 300 回平均して求めたスペクトルです。 PD アンプの LPF の特性により…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (8)

現在、実験中の回路を下に示します。 これは、 9 月 10 日の記事の当初の回路に、次のような変更を加えたものです。 初段チャージアンプの帰還抵抗を 20 MΩ に アナログ・コモン電圧を発生させる分圧回路のコンデンサの容量を増強 OP アンプ段間の直流阻止用…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (7)

今回の実験回路の波形整形は、簡易的な方法で行っていますが、それを説明する前に、Maxim のアプリケーション・ノート AN2236 の回路を題材に、もうちょっと「ちゃんとした」方法について、LTSpice によるシミュレーションで示したいと思います。 Spice シミ…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (6)

以前の記事で、オシロでアンプの出力パルスを観察すると、パルスが「太い」ものが混じっていることについて書きました。 どうも、これは、フォトダイオードの性質によるものらしいことが分かりました。 そこで、アンプのフィルタ部の回路定数を変更し、パル…