2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

USB-MIDI (5)

AudioControl インターフェース・サブクラスのディスクリプタのクラス固有 (Class Specific) 部分には、USB から制御可能な要素および要素間の接続の「トポロジー」を抽象化して記述することになっており、エレメントごとに記述方法が規格化されています。 …

USB-MIDI (4)

「レイテンシ」の観点から結論を先に言うと、USB 2.0 ハイスピード・ハブを介して接続した方が、USB 1.1 FS ネイティブなポートに接続した場合よりもレイテンシが小さくなります。 後述するような条件では、HS ハブ経由では最短 250 μs (2 マイクロフレーム)…

USB-MIDI (3)

USB の規格では MIDI データの取り扱い方法が標準のクラスとして定められていて、その規約に従っているデバイスならばユーザがドライバをインストールする必要はなく、自動的に OS の標準のドライバがロードされ動作します。 MIDI データは独立のクラスでは…

USB-MIDI (2)

LPC11U35 には USART は 1 系統しかなく、実際に同時に 2 つの MIDI OUT を得ることはできないので、UART を 2 系統持つ (無印) EZ-USB (旧 Anchor Chips / 現 Cypress 製 AN2131SC) でケーブル・ナンバー対応の出力振り分け処理を追加したプログラムを作成…

USB-MIDI (1)

第 14 回アナログシンセ・ビルダーズ・サミットで USB-MIDI についてプレゼンを行ったのですが、10 分の持ち時間を大幅に超過したあげく内容も十分に説明できなかったので、ブログ上に解説の記事を書いていこうと思っています。 USB 規格上は出力エンドポイ…

TM7705N を使ったトランジスタ特性の測定 (4)

前回までの測定で、同一 IC に対する VBE (の絶対値) がトランジスタの品種により違いがあることが分かりました。 そこで、NPN / PNP トランジスタの品種の組み合わせ方により、Arp 方式のアンチログ回路を単一電源動作させた場合の特性を改善する試みを行い…