2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

FR60 マイコン基板 (6)

OSDC (On-Screen Display Controller) 関係のプログラムは大体できました。 LCD 用の処理を、そのまま利用しているので表示は LCD と同じものになり、OSD 自体の能力を活用したものではありません。 VGA 画面 (640 x 480 ドット、60 Hz リフレッシュ) の中央…

FR60 マイコン基板 (5)

FR60 基板に LCD を接続する前に、内蔵の OSDC (On-Screen Display Controller) を利用して PC 用ディスプレイに表示させることを試してみました。 PPG を利用して HSYNC/VSYNC 信号を作るところまでは順調に行ったのですが、肝心の OSDC を動作させることが…

FR60 マイコン基板 (4)

FR60 基板用の暫定版FM音源プログラム「TGFR60」を Web ページ (→こちら) にアップロードしました。 暫定版なので、入力はシリアル MIDI (38.4 kbps) のみです。 CN2-11 ピンに RS232c - 3.3V TTL/CMOS レベルコンバータの出力をつなぎます。 出力は PWM …

FR60 マイコン基板 (3)

FM音源プログラムは、なんとか、音が出ました。 まだ MIDI / シリアル MIDI 入力を入れていないので、内蔵デモ曲が流れるだけですが、音色データのエンディアンやアライメントは問題ありませんでした。 肝心の性能ですが、LCD サポートなしの状態で、サン…

FR60 マイコン基板 (2)

開発ツールは無事 Web サイトからダウンロードできました。 サンプル・プロジェクトに含まれるデバッガ・インターフェース部を取り除いてスリムにしようと試みたのですが、うまく行きませんでした。 それは今後の課題として、サンプル・プロジェクトをそのま…

FR60 マイコン基板 (1)

相変わらず、ソフトウェアのダウンロード・ページにはアクセスできません。 きのう到着したインターフェース 2008 年 5 月号付属の FR60 マイコン基板に、手持ちの部品をほぼフル実装した写真を下に示します。 あらかじめ書き込まれている、USB マウスの出力…

インターフェース誌到着、しかし...

FR60 マイコン基板付属のインターフェース 2008 年 5 月号が到着しました。 開発用ソフトウェアを収録した CDROM は付属せず、富士通の Web サイトからダウンロードして使うようになっています。 しかし、紙面に記載されている URL にアクセスしても、「エラ…

FM音色エディタ (3)

FM音色エディタの方は、システムエクスクルーシブ送出部も実装して、実際に音色をエディットできるようになりました。 まだファイル入出力は実装していないので、エディット結果をセーブしたり、セーブしておいたデータをロードしたりは出来ません。 下に…

FM音源チップの EG 波形 (2)

やっと OPL3 チップ (YMF262) が載った ISA サウンド・カードを再稼動させて、EG 波形を見ることが出来ました。 下にその画面を示します。

FM音源チップの EG 波形 (1)

MA2 オーサリング・ツールに内蔵されている MA-2 エミュレータ (ソフトウェア音源) で発音させた時のエンベロープは、下の画面のようにアタック部分が直線状になります。

FM音色エディタ (2)

久しぶりに Delphi プログラミングをしているわけですが、すっかり忘れていて、なかなか進みません。 現状は下の画面のような感じです。

FM音源プログラムの今後

3 月 25 日発売のインターフェース 5 月号には、富士通の FR60 シリーズのマイコン MB91FV310A の基板が付属します。 当然、この基板へのFM音源プログラムの移植を考えています。 インターフェース誌は定期購読しているので、一般の発売日より 2〜3 日早く…

FM音色エディタ (1)

現在のところ、FM音源プログラムでは、音色エディットは「MA-2 オーサリング・ツール」に全面的に依存しています。 オーサリング・ツールでエディットし、音色データファイルをセーブすれば、そこから先はデータを変換して利用できますが、やはり不便です…

MIDI to CV (9) -- まとめ

今回の実験の、 のこぎり波 VCO SCF VCF CPLD による VCO では、いずれの場合もオクターブ境界でノイズが発生していました。 オクターブ・コード + F-Number (D-Number) という構成では、回路動作が理想的でない限り、現実的には避けることのできない現象で…

MIDI to CV (8)

VCO、VCF、VCA と、アナログシンセの基本ブロックが揃いましたので、実際に音を出してみます。

MIDI to CV (7) -- VCA / チャージポンプ

アンプのゲインが CV 入力に比例する、リニア VCA 部の回路図を下に示します。 VCA の本体は、Operational Transconductance Amplifier (OTA) の LM13700 を使っています。

MIDI to CV (6) -- SCF VCF (3)

CPU クロック VCO の制御電圧入力、つまりループフィルタ出力の波形を下に示します。 これば 74HC4046 の 10 ピンのソースフォロア出力を観測したものです。

MIDI to CV (5) -- SCF VCF (2)

SCF クロック生成部 MF10 は中心周波数 f0 が SCF クロックの 1/100 になるモードを選びます。 中心周波数が MIDI ノート番号 0 (C0) の約 8 Hz から、実際には存在しないノート番号 131 (B10) の約 16 kHz までを可変範囲とすると、SCF クロック周波数は約 …

MIDI to CV (4) -- SCF VCF (1)

アナログ・シンセの VCF 部には、いろいろな回路方式があり、各シンセの個性が現れる部分でもあります。 ここでは、アナログ VCF を CV でコントロールする通常の方法ではなく、スイッチト・キャパシタ・フィルタ (SCF) のクロック周波数を可変して、カット…

MIDI to CV (3) -- のこぎり波 VCO (2)

オクターブをまたぐ部分で VCO 波形が乱れて、ノイズを生じる現象について、波形およびスペクトラムを示します。 MIDI ノート番号 0 (C0) の最低音 (約 8 Hz) から、ノート番号 127 (G10) の最高音 (約 13 kHz) までを、最もスピードを遅くしたポルタメント…

MIDI to CV (2) -- のこぎり波 VCO (1)

ADuC7026 ボードと、それに接続する実験ボードの写真を下に示します。 右側が DWM 誌 2006 年 3 月号付属基板 FRK-ADuC で、左側が実験ボードです。 このボード上に、のこぎり波 VCO、スイッチト・キャパシタ・フィルタ (SCF) による VCF、OTA による VCA が…

MIDI to CV (1)

まだ十分な成果が得られているとは言い難いのですが、MIDI to CV コンバータ + VCO や、MIDI to CV コンバータ + VCF の実験を紹介しておきます。 説明は次回以降に回して、ここでは、ブロックダイアグラムや回路図へのリンクだけを示しておきます。

ディジタル信号処理による信号発生とエイリアス(15)

CPLD 部の回路図を (→こちら) に置きました。 74 シリーズのロジック IC に相当する機能のライブラリと、メガファンクションを使った回路図入力だけで構成されています。 ユーザーが入力する HDL は、一行も書いていません。(システムが自動で生成する HDL …

ディジタル信号処理による信号発生とエイリアス(14)

D-Number の応用例として、MIDI to CV コンバータ + VCO をディジタル的に実現する実験として組んだ回路を紹介します。 ソフトウェア部分は、V850 版のFM音源プログラムに処理を追加する形で実現し、ハードウェア部は、「トランジスタ技術」2006 年 4 月号…

ディジタル信号処理による信号発生とエイリアス(13)

D-Number FM音源チップのデータシートでは、F-Number レジスタの名前の由来については、特に説明されていません。 この F-Number は周波数 (ピッチ) に比例する量ですから、「F」は Frequency の F から取ったものと見て間違いないでしょう。 ここで、F-Nu…