FM音源チップの EG 波形 (2)

やっと OPL3 チップ (YMF262) が載った ISA サウンド・カードを再稼動させて、EG 波形を見ることが出来ました。
下にその画面を示します。

使ったサウンド・カードは MediaVision の Pro AudioSpectrum 16 (PAS16) で、440BX チップセット使用の Slot1 マザーに Pentium II 450 MHz (Deschutes) を挿して動かしました。
「いつの時代の話だよ」というような構成ですが、そもそも PAS16 を買ったのは 486 CPU の時代でした。
その当時は、30 ピン SIMM メモリを使う、ISA バスだけの AT マザーに 33 MHz の 486DX を載せて動かしていました。
ソフトウェアとしては、フリーソフトである DOS ベースの FM 音色エディタ「SBTimbre」(作者 Jamie O'Connell 氏のページ) を使いました。
EG のパラメタは前回と同じですが、「SBTimbre」では、TL および SL は減衰が少ない方が値が大きくなるように表示されていますから、その点は注意が必要です。
さて、OPL3 の EG のアタック部分を見ると、確かに直線ではなく、シグモイド (S字状の) 曲線となっています。
アタック・カーブが、どんな関数なのかは良く分かりませんが、一見したところでは「ゴンペルツ曲線」ではないような気がします。 ただし、パラメタ ab により形は変わるので、パラメタの選び方によって似た形になるのかも知れません。
現在のFM音源プログラムでの波形を下に示します。