FR60 マイコン基板 (3)

FM音源プログラムは、なんとか、音が出ました。
まだ MIDI / シリアル MIDI 入力を入れていないので、内蔵デモ曲が流れるだけですが、音色データのエンディアンやアライメントは問題ありませんでした。
肝心の性能ですが、LCD サポートなしの状態で、サンプリング周波数 18 kHz、同時発音数 5 の状態で、CPU 負荷が 85 % 程度です。
これは V850 版と同程度であり、思ったより性能は良くありませんでした。
これでも、コンパイラの最適化レベルを速度優先にした場合です。
ハードウェアマニュアルを見ると、FLASH メモリは 32 ビットアクセスが可能ですが、40 MHz クロックでは 2 ウェイトサイクルが必要で、リードアクセスが 3 サイクルなのが影響しているのかも知れません。
命令語長は 16 ビットが基本ですから、2 命令分のフェッチに 40 MHz クロック 3 サイクル必要になるので、実効的なクロック周波数は 26.67 MHz ということになります。