FR60 マイコン基板 (2)

開発ツールは無事 Web サイトからダウンロードできました。
サンプル・プロジェクトに含まれるデバッガ・インターフェース部を取り除いてスリムにしようと試みたのですが、うまく行きませんでした。
それは今後の課題として、サンプル・プロジェクトをそのままベースとして使うことにしました。
FM音源プログラムの移植の状況としては、サンプリング周期での割り込みと、PWM による DA 出力が出来るところまで来ました。
PWM は予定通り PPG (Progmable Pulse Generator) を利用することにしました。
PPG0, PPG1, PPG2 は OSD (On Screen Display) 用に使う配線がされているので、OSD と共存しようと思うと PPG3 を使う以外の選択の余地はありません。
16 ビットリロードタイマの チャンネル 0 はデバッガが使用しているので、サンプリング周期の割り込みには チャンネル 1 を使うことにしました。
PPG も、リロードタイマも、イネーブルするだけではだめで、ソフトウェアトリガをかけてやらないと動き出さないことに、ちょっとハマりました。
フラッシュ ROM 上に格納するFM音源パラメタは MA2 音色ファイルでの表現をそのまま使っています。
これをプログラムでは、struct のビット・フィールドで表現しているので、プロセッサのエンディアンと、メモリのアライメントが関係してきます。
FR 用のコンパイラでは「#pragma pack」が使えず、struct / union 変数のアライメントを指定できないようなので、場合によると、実際のアライメントに合わせた専用のデータを作る必要があるかも知れません。