FR60 マイコン基板 (1)

相変わらず、ソフトウェアのダウンロード・ページにはアクセスできません。
きのう到着したインターフェース 2008 年 5 月号付属の FR60 マイコン基板に、手持ちの部品をほぼフル実装した写真を下に示します。
あらかじめ書き込まれている、USB マウスの出力を PC ターミナルに表示するサンプルプログラムも動作しました。

USB 機能を利用するためには 3.3 V 電源の 48 MHz のクリスタル・オシレータを実装しなければなりませんが、手持ちには無かったので、5 V 電源のメタル外装のオシレータをソケットを介して実装しました。
規格外の電圧となりますが、一応発振はします。
オシレータは DIP 形状のものが想定されており、近接して部品が配置されています。
メタル外装のオシレータを直接実装すると、その部品をショートする恐れがあり、さらには、ストレート形状のジャンパピンを使うと、メタル外装が接触する恐れもあります。
このジャンパピン (JP3) はフラッシュ書き込みモードの切り換え用であり、省略するわけにはいきません。
そのため、ライトアングル (L 字状) のジャンパピンを使って、FR60 チップのパッケージの上の空間に引き出してあります。
さらに、NMI をかけるためのスイッチを接続するジャンパピン (JP9) とも接触の恐れがありますので、現状ではジャンパピンを実装していません。
また、基板のシルク印刷の「FUJITSU」の「U」の字の近くの斜めの物体は、表面実装型の 32.768 kHz クリスタルです。
縦位置に実装しようとすると、部品が邪魔になるので、このような形になりました。
フラッシュ ROM にはサンプルプログラムが書き込まれており、基板左上の USB 標準 A レセプタクルにつないだ USB マウスの出力を、基板右下の USB 標準 B レセプタクルにつないだ PC のターミナル上に表示します。
開発環境だけでなく、フラッシュ書き込みユーティリティーや、サンプルプログラムも Web サイトからダウンロードするようになっているので、現状では、フラッシュ上のサンプルプログラムを動作させる以外にやることがありません。