2008-01-01から1年間の記事一覧

ColdFire MCF52233 基板 (13)

FM音源プログラム「TGMCF」暫定版では gdb スタブ使用の実行のみをサポートしています。 スタブなしで、フラッシュ ROM 後半の 128 K バイト領域の頭から書き込んだスタンドアロン・モードでの実行はテストしていませんでしたが、そのモードをテストしてみ…

ColdFire MCF52233 基板 (12) -- TGMCF 暫定版リリース

インターフェース誌 2008 年 9 月号付属基板 「CQ-FRK-MCF52233」 用FM音源プログラム「TGMCF」暫定版をリリースしました。 (→こちら) インターフェース誌の Web サイトから gcc & gdb パッケージをダウンロードし、サンプル・プログラム「cf_led」の動作…

ColdFire MCF52233 基板 (11)

8 月 20 日の記事で「gdb スタブで UART0 が使われていて MIDI 入力はうまく動かない」という意味のことを書きましたが、これは勘違いで、UART0 を MIDI 入力として使って問題ありませんでした。 UGB1 および UBG2 が、ボーレート・ジェネレータ・レジスタの…

ColdFire MCF52233 基板 (10) -- FM音源プログラム TGMCF

GCC & GDB 環境での「FM音源プログラム」は、内蔵デモ曲の演奏ができる所まで進みました。 プログラム名は「TGMCF」としました。 MIDI 入力部は UART0 を使用する前提で作りましたが、どうやら gdb スタブで UART0 は使われているようで、MIDI 入力はうま…

ColdFire MCF52233 基板 (9) -- のこぎり波ピーピー

インターフェース誌の Web サイトで、GCC & GDB 環境での「LEDチカチカ」のサンプル・プログラム「cf_led」が公開されています。 この環境をそっくりそのまま利用して、LED 点滅の代わりに、可聴周波数の音(のこぎり波)を発生させる「のこぎり波ピーピー」…

ColdFire MCF52233 基板 (8)

8 月 8 日付けの記事の中の ダイレクト実行の途中でハングアップする については、回避する方法が見つかりました。 きっかけは、トラックバックを頂いた「masato」さんの記事「インターフェース誌 ColdFire 基板(6)」の中で、途中に Sleep(1); をはさむとハ…

78K0 USB マイコン基板 (2) -- トラ技 2008 年 9 月号

定期購読している「トランジスタ技術」 2008 年 9 月号が届きました。 この号には、8 月号付録 78K0 USB マイコンを使ってマルチテスタを実現する基板が付録として付いています。 この基板に使う部品セットが売り出されていますが、4,980 円と高価なので、例…

ColdFire MCF52233 基板 (7)

インターフェース誌の Web サイトのダウンロード・ページに 8 月 5 日付けで Cygwin 用 GCC + GDB のパッケージが、8 月 6 日付けで出荷時の初期状態の ROM データが、それぞれアップロードされています。 これで、FM音源プログラム作成が始められます。 …

ColdFire MCF52233 基板 (6) パルストランス交換

「ping」コマンドに「-f」オプションを付けて実行すると、連続的に ICMP パケットを送出する「flood ping」モードになります。 ColdFire 基板に向けて「flood ping」してみると、かなりの頻度でチェックサム・エラーが発生していることが分かりました。 その…

ColdFire MCF52233 基板 (5)

今回の記事のテーマは「予備基板なしでのリカバリ処理の可能性」ということです。 この ColdFire 基板は、特別な装置 / 環境を用意しなくても、正常に動作している基板が1枚あれば、それを利用して、フラッシュ上のシステム・ソフトウェアが壊れてしまった…

ColdFire MCF52233 基板 (4)

この記事のテーマは「Ethernet を全く使わない方法での開発の可能性」ということですが、CodeWarrior + BDM ケーブルでは Ethernet は全く使わないのは自明ですから、そのケースは省きます。 インターフェース誌 9 月号 pp.88 の図 2 のような配線で、RS232C…

ColdFire MCF52233 基板 (3)

インターフェース誌 2008 年 9 月号付属の ColdFire MCF52233 基板 (CQ-FRK-MCF52233) 用のFM音源プログラムは、すぐには作成できそうにないので、しばらくは次のようなトピックスについて書きたいと思います。 プログラム開発 / フラッシュ書き込み / デ…

ColdFire MCF52233 基板 (2) ベースボード製作中

インターフェース誌 2008 年 9 月号付属の ColdFire MCF52233 基板 (CQ-FRK-MCF52233) のベースボードを製作中です。 ボード上に DC ジャックは実装せず、ベースボード内で 3 端子レギュレータで 3.3 V を発生させる回路を作り、付属基板に供給してみると、L…

ColdFire MCF52233 基板 (1) インターフェース 2008 年 9 月号

定期購読しているインターフェース誌 2008 年 9 月号が届きました。 この号には ColdFire MCF52233 (Freescale semiconductor) 基板 CQ-FRK-MCF52233 が付属しています。 ぱっと見た印象では、「デカい」ということを最初に感じます。 64 ピンパッケージの M…

多機能デコーダ VS1053b (12) -- VS1053b 簡易モニタ (5) ソフト編

ATtiny2313 版の簡易モニタ・プログラムのソース・パッケージ 「MON1053_AVR-20080721.lzh」 を Web サイト (→こちら) にアップロードしました。 約 42 Kbyte とサイズが小さいので、HEX ファイルのパッケージは作らず、ソース・パッケージのみとしました。 …

多機能デコーダ VS1053b (11) -- VS1053b 簡易モニタ (4) ハード編

ATtiny2313 を使った簡易モニタのハードウェアの説明です。 (→回路図 ) この回路図は MCU および I2S DAC との接続部分だけを示していて、VS1053b 自体の回路については省略してあります。 下にボードの写真を示します。 一番下にある 20 ピンの IC が ATtin…

多機能デコーダ VS1053b (10) -- I2S フォーマット外部 DAC 接続

VS1053b の外部 I2S 入力フォーマット DAC 接続機能の検証のために、必要な配線を行い、TDA1543 を接続してみました。 しかし、出てくる音は、通常の音量では、ほぼホワイトノイズで、音が減衰して音量が小さくなった部分のみ、まともな音になります。 配線…

78K0 USB マイコン基板 (1) -- トラ技 2008 年 8 月号

定期購読している「トランジスタ技術」 2008 年 8 月号が届きました。 この号には、NEC 製 78K0 USB マイコンを搭載した基板が付録として付いています。 基板裏面にあるシルク印刷の「TR0808U」というのが、おそらく基板名だと思われます。

多機能デコーダ VS1053b (9) -- VS1053b 簡易モニタ (3)

VS1053b を購入してから約1ヶ月が経過しました。 依然として、ATtiny2313 を使った簡易モニタのハード/ソフトは、あまり進展はないのですが、VS1053b の内部レジスタを参照/変更してみた結果の続編です。

多機能デコーダ VS1053b (8) -- VS1053b 簡易モニタ (2)

ATtiny2313 を使った簡易モニタのハード/ソフトは、まだ部分的にしかできていませんが、VS1053b の内部レジスタを参照/変更してみて、少し進展があったので報告します。 簡易モニタのハード/ソフトについての説明は後に回します。 まず、発音が停止した状態…

多機能デコーダ VS1053b (7) -- VS1053b 簡易モニタ (1)

VS1053b リアルタイム MIDI モードは、「スタンドアロン」のままでは手詰まりなので、ATtiny2313 を使った簡易モニタのハード/ソフトを製作中です。 ATtiny2313 を使うのは、基板スペースの都合から、28 ピンの ATmega シリーズは実装できないからです。 ホ…

多機能デコーダ VS1053b (6) -- GM 音色サンプル

VS1053b リアルタイム MIDI モードでの GM メロディ音色サンプルのファイルを(→こちら)に置きました。 ショパンの「前奏曲 op.28-7」(某胃腸薬の CM で有名)が、2小節の短いフレーズ8個で構成されているのを利用し、各フレーズごとに音色を変えて演奏した…

多機能デコーダ VS1053b (5)

DSP コアが暴走していると思って、いろいろやってみた結果の回路が(こちら→)です。 10 uF と 22 uF の電解コンデンサは、表面実装用チップタイプのタンタルコンデンサで、ピン 31 の CVDD3 につないでいる 4.7 uF は通常のリードタイプのアルミ電解コンデン…

多機能デコーダ VS1053b (4) -- 音は出た、しかし

回路図/写真/演奏の録音等は後日ということで、今日は文章だけです。 リアルタイム MIDI モードの回路が出来上がったのですが、最初は音が出ませんでした。 UART RX 端子 (ピン 26) での波形をオシロで見ると「0」レベルが 0 V まで下がらず、中間のレベルに…

多機能デコーダ VS1053b (3)

リアルタイム MIDI モードの回路図 () ですが、 「GBUF」に接続するコンデンサは 10 nF ではなく 47 nF だった LM1117-ADJ ではなく、コンパチ品の AZ1117-ADJ だった Vref が 1.25 V なのに 1.2 V と誤解していた AZ1117-ADJ の R1/R2 を取り違えていた と…

多機能デコーダ VS1053b (2)

VS1053b ですが、リアルタイム MIDI モードの回路図 () を書いただけで、まだ、実際の製作には着手していません。 回路図というより、実体配線図に近いもので、Bottom view、つまりハンダ面から見た形で書いてあり、実際の製作に便利なようにしてあります。 …

多機能デコーダ VS1053b (1)

今日、秋月へ出かけて、SD カードコネクタを買ってきました。 これで、CQ-STARM 基板にピンヘッダを実装して、やっとベースボード作りが始められます。 ついでに、新商品の VS1053b (VLSI Solution) も購入しました。 VS1053b は Ogg Vorbis/MP3/AAC/WMA/MID…

FR60 マイコン基板 (22) -- USB-MIDI (7)

FR60 版の USB-MIDI プログラムは、当然、FR60 用のベースボード上で作成しているわけです。 ベースボード上の LCD が電源投入時のデフォルト状態のまま、1 行だけ薄ぼんやりと見えているのは寂しいので、FM音源プログラムの LCD 表示部のプログラムを追加…

FR60 マイコン基板 (21) -- USB-MIDI (6)

FR60 用の USB-MIDI プログラムが動作するようになりました。 OSDC のドットクロック周波数を 48 MHz に設定して USB クロックとして使う「0 円 48 MHz オシレータ」機能もプログラムして、実際に動くことを確かめました。 3種類の USB-MIDI をまとめて PC …

FR60 マイコン基板 (20) -- USB-MIDI (5)

現在、FR60 用の USB-MIDI プログラムを作成中です。 例によって、バルク出力データは読み捨て、LED を点滅させるだけの段階ですが、データは通って来ているようです。 FR60 用の USB ターゲットのサンプルプログラム (USB マウス・エミュレーション) のオブ…