ColdFire MCF52233 基板 (6) パルストランス交換

ping」コマンドに「-f」オプションを付けて実行すると、連続的に ICMP パケットを送出する「flood ping」モードになります。
ColdFire 基板に向けて「flood ping」してみると、かなりの頻度でチェックサム・エラーが発生していることが分かりました。
その対策として、まず、パルストランスの LAN 回線側の巻き線のセンタタップに 75 Ω終端抵抗を付けてみましたが、あまり改善はみられませんでした。
次に、!00Base-TX, 10Base-T では使用していない、4, 5, 7, 8 番端子に終端抵抗を付けてみると、かなりの効果がありました。
それでもエラーの頻度はゼロにはならなかったので、古い 100Base-TXNIC 基板から外した 100M / 10M 用のパルストランスに付け替えてみました。
その結果、チェックサム・エラーはゼロになりました。
もちろん 100Base-TX モードも使えるようになりましたが、発熱が増えるばかりで、スピード的には特にメリットはないと思われるので、10Base-T モードを使い続けるつもりです。
回路図は(→こちら)です。
相変わらず、パルストランスは Top View、その他は Bottom View です。
パルストランスの内部回路は VIA VT86C100A + Davicom DM9101F を使ったカードに搭載されている「16PT8515」のものです。
実際に使っているのは Realtek RTL8139B (通称カニさん) を使ったカードに搭載されていた FC-515L という型番のものですが、Web 上で内部回路の資料は見つかりませんでした。