ColdFire MCF52233 基板 (2) ベースボード製作中

インターフェース誌 2008 年 9 月号付属の ColdFire MCF52233 基板 (CQ-FRK-MCF52233) のベースボードを製作中です。
ボード上に DC ジャックは実装せず、ベースボード内で 3 端子レギュレータで 3.3 V を発生させる回路を作り、付属基板に供給してみると、LED が光りません。
配線間違いをしたかと思って、付属基板上の DC ジャック部分で電圧をチェックすると、正しく 3.3 V が供給されています。
で、付属基板を良く見ると、なんと、電源表示の LED1 が実装されていません。 (基板表面左上のシルク印刷「SilentSystem」の最初の「e」の下)
電流制限抵抗 R21 は実装されています。
インターフェース誌 pp.49 の写真 1 を見ると、LED1 は実装されていますから、別にオプション扱いというわけでもなさそうです。
私の基板だけ実装漏れなのかと思いましたが、「doggie's blog」の 7 月 24 日の記事の基板の写真を見ると LED1 が実装されてないことが分かります。
これで、少なくとも 2 枚は LED1 が実装されていない基板が存在していることになります。
古い 10Base-TNIC 基板から外したパルストランスを使った試みは、うまく行きました。
インターフェース誌の紙面に書いてある手順で「MAC アドレスの設定」、「IPアドレスの設定」もでき、自宅内 LAN に接続できました。
もちろん、10Base-T としての動作です。
パルストランスの接続は、元の NIC 基板と同様で、パルストランス内蔵モジュラ・ジャックの内部回路と等価になるようにすればよく、回路図を示すまでもないとは思いますが、一応示しておきます。

パルストランスは Top View で、残りの2つは Bottom View で不統一ですが、View を統一すると配線が交差して見にくくなるので、あえて統一せずに書いてあります。
ColdFire 基板側は、正式には CJP4〜CJP7 のハンダ・ジャンパ部分をカットし、生の ePHY 入出力をピンに出し、外部回路を付けるべきですが、簡単のため、基板上のモジュラ・ジャックの端子部分のスルーホールに電線をハンダ付けして引き出しています。
したがって、基板は「ヒモ付き」となって、脱着が不自由になりますが、当分の間はベースボードに装着したままとし、外す必要が出てきてから後のことは考えようと思っています。
LAN 側の保護 / ノイズ対策の部品は何も実装していませんが、そのうち、元の NIC 基板から高耐圧コンデンサなどを外してきて付けたいと思っています。
最後に現状の写真を示します。

ちょっと見づらいと思いますが、付属基板左下の LINK LED (LED3) が点灯しています。
LAN に接続し、LINK していれば LED3 が光るので、電源表示の LED1 は特に必要ないとも言えます。
写真右側は以前に 500 円で買ったジャンク品の 2 行 x 20 文字の LCD モジュールで、黒バックに白文字が表示されるネガティブ・タイプで、型が古く、VDD 電源に 5 V と、液晶のバイアスに負電圧が必要なタイプです。
この基板に LCD を実装したのは、ずっと以前のことで、実験は行いましたが、負電圧が必要なため実用には使いづらく、ずっと放置していました。
今回はチャージポンプ内蔵 RS232C インターフェース IC を実装する予定なので、負電圧が用意できますから、この基板を付属基板のベースボードに使うことにしました。