多機能デコーダ VS1053b (7) -- VS1053b 簡易モニタ (1)

VS1053b リアルタイム MIDI モードは、「スタンドアロン」のままでは手詰まりなので、ATtiny2313 を使った簡易モニタのハード/ソフトを製作中です。
ATtiny2313 を使うのは、基板スペースの都合から、28 ピンの ATmega シリーズは実装できないからです。
ホスト PC とは RS232C の調歩同期シリアル (115.2 kbps) で接続し、VS1053b の SPI との間のブリッジとして機能させます。
「簡易」というのは、VS1053b の SCI (Serial Command Interface) では、「READ」と「WRITE」のインストラクションしかないので、この2つだけをサポートすることと、簡単な行編集機能だけを持たせるつもりだからです。
圧縮オーディオ・データ・ストリームを流し込む SDI (Serial Data Interface) 側については、ホスト PC 側のターミナルソフトに「ハイパーターミナル」あるいは「Tera Term」を使用する場合が多いことを考慮し、「ZMODEM」受信プロトコルを実装してバイナリデータを受け取ることを考えています。
当面のところは SDI なしで行こうと思ってますし、うまく機能するレジスタ設定/パッチが見つかれば、ATtiny2313 のプログラムに組み込み、電源投入時に VS1053b にその設定を書き込むようにして、「スタンドアロン」として使えるようにしたいと思っています。