多機能デコーダ VS1053b (1)

今日、秋月へ出かけて、SD カードコネクタを買ってきました。
これで、CQ-STARM 基板にピンヘッダを実装して、やっとベースボード作りが始められます。
ついでに、新商品の VS1053b (VLSI Solution) も購入しました。
VS1053b は Ogg Vorbis/MP3/AAC/WMA/MIDI のデコーディングに対応するチップで、ADC/DAC も内蔵しています。
従来から取り扱っていた VS1011e が MP3 デコードのみの単機能なのに対し、VS1053b は多くの規格に対応しています。
ただし、DSP コア用の 1.8 V 電源を供給する必要があります。
注目すべきは、MIDI デコーダ (と音源) を含むことで、音源は GM1 相当のようです。
フォーマット 0 の SMF を喰わせて演奏させるモードと、「リアルタイム MIDI」と称する、通常の 31.25 kbps の MIDI データを受信して発音するモードがあるようです。
通常、VS1053b は、マイコン側とのインターフェースとして、データ入力用の SPI と、制御用の SPI の2つの SPI を使っています。
しかし、ブート時に

  • GPIO0 = L
  • GPIO1 = H

と設定しておくと、それを認識して「リアルタイム MIDI」モードで立ち上がり、マイコン側の介入なしで、スタンドアロンMIDI 音源として機能するようです。
ピッチ変換基板にハンダ付けしたところで、今日の作業は終了です。
0.5 mm ピッチのハンダ付けは疲れました。