2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

SH-2A 基板 (3)

CQ-FRK-SH2A 基板用の FM 音源プログラム「TGSH2A」で何とか音が出るようになりました。 まだ現在は、基板単体に SPDIF 出力用として TOSLINK の送信モジュール (TOTX178A) を付けただけなので、MIDI 入力はできず、内蔵シーケンサーでデモ曲を演奏するだけ…

SH-2A 基板 (2)

インターフェース 2010 年 6 月号に付属の FRK-SH2A 基板用の FM 音源プログラムの名称は、何のひねりもなく「TGSH2A」にしようと思います。 いろいろ考えた末、今回は PWM による DAC 出力はサポートしないことにしました。 その理由としては、システム・ク…

SH-2A 基板 (1)

SH-2A 基板が付属したインターフェース 2010 年 6 月号を入手し、「LED チカチカ」までは進みました。 この基板に搭載されている SH72620 には、 SPDIF 送信/受信モジュール (SPDIF) シリアル・オーディオ DAC などの接続のためのシリアルサウンドインターフ…

MS-20 タイプの VCF (7)

VCF

ミューティング用トランジスタを使って作成した MS-20 前期型の VCF 回路の周波数特性を測定してみました。 回路図を再掲します。

MS-20 タイプの VCF (6)

今回は、ミューティング用トランジスタとベース結合アンチログを組み合わせて MS-20 前期型 VCF 回路を構成し、SPICE シミュレーションの実行、および実際に回路の作成をしてみました。 まだ回路定数のチューニングが必要ですが、作成した回路を下に示します…

MS-20 タイプの VCF (5)

VCF

ミューティング用トランジスタの HN1C03F にベース結合アンチログを組み合わせた回路で、ON 抵抗の変化を測定してみました。 結論としては、低 ON 抵抗の領域で直線性の悪化が見られますが、ON 抵抗の変化のレンジとしては、10 オクターブ以上得られているこ…

MS-20 タイプの VCF (4)

VCF で可変抵抗素子として使う飽和状態のトランジスタに、ベース結合アンチログ回路を組み合わせて LTspice で ON 抵抗の変化をシミュレーションしてみました。 トランジスタのエミッタ/コレクタは、信号の入力/出力端子として使われるので、直接には信号を…

MS-20 タイプの VCF (3)

VCF

次の 3 種類のデバイス 2SC1815-GR 2SC3113-B HN1C03F について、特性を測定してみました。 測定は手動で行ったので、IB を細かく変えて多数測定するわけにはいかず、IB=1μA での測定 3 回と、2SC1815 の場合だけ IB=50μA での測定の、合計 4 回の測定を行い…

MS-20 タイプの VCF (2)

houshu さんのブログの記事Korg MS10 & MS20 Filters アナログ電子楽器の回路を読む/ウェブリブログや、RJB さんのブログの記事http://www.rjblog.net/archives/2008/e000290.phpで、 Tim Stinchcombe さんの MS-10/MS-20 の VCF (前期型/後期型の両方) の動…

MS-20 タイプの VCF (1)

VCF

今回から VCO をちょっと離れて、VCF それもいわゆる「MS-20 前期型」の VCF について寄り道します。 それは、高 hFE トランジスタを調べている過程で、「ミューティング用トランジスタ」の存在を知り、それが MS20 タイプの VCF で可変抵抗として使うトラン…

PIC18F14K50 (16)

今回は、「組み合わせ 1」の Q1, Q2 にノーマルタイプであるトランジスタ・アレイ TD62507 を使い、 Q3 にスーバーベータの 2SC3113 を使った 場合です。 つまり、以前から実験している基本回路の Q3 だけを 2SC3113 に置き換えたものです。 Q3 の hFE は 18…

PIC18F14K50 (15)

今回は、「組み合わせ 3 」の Q1, Q2, Q3 すべてをスーバーベータトランジスタにした場合の測定を行います。 Q3 の hFE は 1800 程度です。 測定結果のグラフを下に示します。

PIC18F14K50 (14)

トランジスタを 3 個使用するベース結合アンチログ回路で、Q1 と Q2 はマッチングが取れている必要がありますから、同種のトランジスタを使わなければなりません。 そんなわけで、少なくとも 1 個スーバーベータトランジスタを使う組み合わせは、 Q1 Q2 Q3 …

PIC18F14K50 (13)

2SC3113 を 2 個使ったアンチログ回路に Franco の補償を施した場合の測定を行いました。 補償抵抗の値は、計算上は R = T / C = 40 [μs] / 22 [nF] = 1.8 [kΩ]となりますが、実際に 1.8 kΩ で測定したところ、少し補償量が足りない結果となり、2 kΩ にする…

PIC18F14K50 (12)

以前から試してみたいと思っていた、ベース結合アンチログ回路の実験をしてみました。 それは、いわゆる「スーパー β (ベータ) トランジスタ」という、直流電流増幅率 (hFE) の非常に大きいトランジスタを使って、アンチログ回路のトランジスタを 1 個減らし…