PX-150 (17)

秋月で扱っている 10 個入り 100 円のショットキ・バリア・ダイオード「HN2S01FU」を入手したので、リニア VCO の Franco の補償に使ってみました。
今回は、MC14577 を使用して波形写真を撮るだけで、特性の測定はしていません。
いつものように、まず、電流の小さい領域での波形を下に示します。

電圧の「落ち込み」は 0.2 V 程度と、HN2S01FU のスペックから期待したよりは大きく出ました。 しかし、整流用のショットキ・ダイオードの場合よりは小さくなっています。
電流の大きい領域での波形を下に示します。

以前の整流用のショットキ・ダイオードでの波形と比べて、ダイオードが OFF になる方向の応答が速くなっています。 おそらく、高速スイッチング用なので端子間容量が整流用に比べて小さいせいだと思います。
HN2S01FU は 0.65 mm ピッチの 6 ピン・バッケージですが、3 素子が同一方向に並んでいるので、アノード側、カソード側、それぞれのリード 3 本をまとめてハンダ付けすればよく、バッケージの小ささは苦になりません。
不要になった整流用ショットキ・ダイオードCQ-FRK-NXP-ARM 基板の LDO の保護用として使うことにします。