ICSP 接続で PIC32MX のフラッシュに書き込む (15)

約半年前 (2014 年 4 月) から単価 360 円で秋月で販売されている PIC32MX250F128B (フラッシュ 128 KB / SRAM 32 KB) に LPC1114FN28/102 使用の ICSP ライタで書き込めることを確認しました。
PIC32MX220F032B 用の USB MIDI ホスト・プログラムの HEX ファイルをそのまま何の変更も加えず書き込んで動作しました。
PIC32MX250F128B は PIC32MX220F032B のフラッシュ/SRAM 増量版なので、当然といえば当然です。
ICSP ライタでは、接続された PIC32MX デバイスのデバイス ID の一部をブートローダバージョン番号として返すようにしてあるので、PC 上のフラッシュ書き込みアプリケーション「PIC32UBL.exe」では PIC32MX250F128B に対してはバージョン「13.0」と表示されます。
秋月で扱っている PIC32MX デバイスに対しては下の表のようになります。

バイス Dev ID Ver
PIC32MX250F128B 0x04D00053 13.0
PIC32MX230F064B 0x04D01053 13.1
PIC32MX220F032B 0x04A00053 10.0
PIC32MX210F016B 0x04A01053 10.1
PIC32MX120F032B 0x04A06053 10.6
PIC32MX110F016B 0x04A07053 10.7

このうち、PIC32MX250F128B、PIC32MX220F032B、PIC32MX120F032B のみ実際のチップで確認しています。
また、ICSP ライタとして確認したのは LPC1114FN28/102 版 (icsp1114) だけですが、当然、NUC120 版、Arduino 版でも書き込めるはずです。