PIC18F14K50 (17)
PIC の内部モジュールを使った VCO の 3.3V 電源化を進めました。
当初は、リセット回路に 74HC シリーズの CMOS アナログ・スイッチを試してみたのですが、高性能で高価なアナログ・スイッチとは違って、3.3 V 電源では ON 抵抗は十分低くならず、結局は PNP トランジスタでリセットする、ありきたりの回路に落ち着きました。
回路図を下に示します。
PIC18F14K50 自体も 3.3 V 電源で動作させます。
PNP トランジスタには、ROHM 製の抵抗内蔵トランジスタ、いわゆる「デジタル・トランジスタ」を使っていて、部品としては 1 個で済んでしまいます。
手持ちの DTA114E、つまり、
- 「DTA1」 = PNP
- 「14」 = R1 = 1 x 104 = 10 [kΩ]
- 「E」 = (R1 = R2)
のタイプを使っています。
実際にタイミング・コンデンサの電荷が放電される時間はオシロ上の目測で 3 μs 程度になりましたので、少し余裕を見てリセット時間は 4 μs に設定しました。
ベース結合アンチログ回路の最小電流を決める抵抗も 4.7 MΩ に変更し、タイミング・コンデンサも 0.033 μF (333) に変えて、最低発振周波数が 10 Hz 程度になるようにしました。
やっと、のこぎり波のバッファを付けました。
のこぎり波の電圧レベルは、下限が約 1 V、上限は電源レイルである 3.3 V ですから、泣く泣く入出力レイル・ツー・レイルの OP アンプである LMC6484 を投入しました。