CQ-FRK-FM3 基板用FM音源プログラム -- TGFM3 (2)
CQ-FRK-FM3 基板 (Cortex-M3 コア搭載富士通製マイコン MB9BF618T) 用の FM 音源プログラム「TGFM3」ができました。
近日中に公開します。
今回、新たに追加した機能はありませんが、従来のバージョンで実現されていた機能は全て盛り込んだ「フル機能バージョン」となっています。
サンプリング周波数 (fs) と、同時発音数 (NPOLY) との関係は次の表のようになっています。
モノ / ステレオ |
fs [kHz] |
NPOLY | kOP/s |
---|---|---|---|
モノラル | 48 | 16 | 768 |
モノラル | 32 | 24 | 768 |
モノラル | 24 | 32 | 768 |
ステレオ | 48 | 12 | 576 |
ステレオ | 32 | 19 | 608 |
ステレオ | 24 | 25 | 600 |
この結果は、モノラルでは RX62N 版と同じ性能ですが、ステレオでは RX62N 版に劣るため、第 3 位の成績となりました。
PWM DAC の繰り返し周波数を 96 kHz としたので、サンプリング周波数は PWM 周波数の整数分の 1 の 48 kHz、32 kHz、24 kHz の 3 種に限定しました。
割り込みもサンプリング周波数の倍のレートで掛かっており、出力ルーチンはステレオ/モノラル共通の処理になっています。
DMA 等を利用して効率化を図れば、性能は向上する可能性があります。