FR60 マイコン基板 (11) -- 0 円 48 MHz オシレータ (3)

「0 円 48 MHz オシレータ・プロジェクト」が、成功しました。
インターフェース誌の Web サイトにある「CQFRKFR60_DEMO.mhx」ファイル (あらかじめチップに書き込み済みのサンプルプログラムと同じ) に PPG/OSDC 設定部分を追加して書き込み、プログラムが機能することを確かめました。
まず、ハードウェアの準備として、ドットクロック出力「DCKO」(144 番ピン) と、48 MHz オシレータ用のパターンの 3 番ピンを接続しておきます。
基板のシルク印刷の文字が正しく見える向きに基板を置いたとき、マイコンチップの下辺の右端のピンが 144 番ピンです。
また、48 MHz オシレータ用のパターンの右上の穴が 3 番ピンです。
そして、下のリストをコピーアンドペーストして、ファイル名を「patch48m.mhx」としてセーブします。

S2140880008FE09B0406409B7580009B0601269B0715
S214088010012E9B0901229B0A01249B0804009B0051
S2140880200421C0ED1140C070C0CD1140C980C26D9A
S2140880301140C40D0240C08192101240C13D02801A
S214088040C031921012809B0001B815909B000196D3
S21408805015A09B00800115609B00433E9B0C012ADF
S21408806015C09B0043079B0C012C15C09B0088017C
S214088070157005689B004000920897B8057492042E
S21408808097B4156815749B0001B715909B00019668
S21408809015A0C010C28D11509B00041FC2AD115010
S2140880A0C9B0C2CD1150C110C5ED1150C5CD115083
S2100880B09F8C000807009FA08D079720F3
S2060880BA970C14
S208080246000880001F

オリジナルのファイル「CQFRKFR60_DEMO.mhx」も同じフォルダに準備し、コマンドプロンプトで、

copy/b CQFRKFR60_DEMO.mhx + patch48m.mhx demo48m.mhx

を実行すると、両者が連結されたファイル「demo48m.mhx」が出来上がりますから、このファイルをフラッシュ書き込みプログラムで FR60 マイコンに書き込みます。
「patch48m.mhx」は、「CQFRKFR60_DEMO.mhx」の未使用領域に配置した PPG/OSDC 設定プログラムと、そのプログラムに制御が移るように元のプログラムの一部を書き換えるためのデータで構成されています。
そのあたりの詳しい話は次回以降に説明します。