PIC32MX220F032B USB MIDI ホスト (12)

pic32_USBhost プログラム (簡易ハブ・サポートなし版/あり版両方とも) に USB ホスト --> USB デバイス方向の動作にバグが発覚しました。
USB デバイス --> USB ホスト側には問題はないので、キーボード・コントローラを接続して MIDI 出力を得るだけの使い方なら従来のプログラムをそのまま使用できます。
修正版のハブ・サポートなし版のソース・パッケージをいつもの Yahoo! ボックス上に置きました。(→こちら)
ファイル名は

    pic32_usbhost-20130503.zip

です。
ハブ・サポートあり版については、ファイルの日付で区別するために後日アップロードします。
バグは 2 種あって、まず、一つ目は UART の割り込み優先度の設定がまずいために、UART 入力があると USB の割り込みが妨害されて正常に動作しないというものです。
これは、初期の開発段階のプログラムではレジスタに優先度を直接設定していたのを、プログラムを整理する時点でライブラリ関数の呼び出しに変更した際に発生した誤りです。
2 番目は、オリジナルのデモ・プログラムにもともと存在していたバグで、USB ホストの MIDI IN に入力するデータが MIDI OUT 出力に漏れてしまう (エコーバックされる) 現象です。
これまで、接続する USB デバイスに入力専用あるいは出力専用でエンドポイントが 1 つしかないものを使ってテストしていましたが、その場合にはバグが表面化しない性質のものです。