STM32F4-Discovery 用FM音源プログラム -- TGSTM32F4 (10)
STM32F4-Discovery のユーザー・マニュアル「UM1472」が 2012 年 1 月 19 日付けで改定され、「リビジョン 2」となっていました。
rev. 2 では、総ページ数が 38 ページと、rev.1 に比べて 1 ページ増加しており、その追加されたページで、STM32F4 の OSC クロックの供給経路について説明されています。
18 ページ、セクション 4.10 OSC Clock の項です。 rev.1 のドキュメントでは、その後にある Table 4. の脚注の部分で簡単にしか触れられていませんでした。
このブログの 3 月 5 日付けの記事の最初の部分で述べたことが、正式のドキュメントで説明されていたわけで、今まで気付きませんでした。
FM 音源プログラムの方は、MIDI 入力用の USART と、キャラクタ LCD 用の USART の割り付けを決定し、ハードウェアの配線をしました。
機能としては、MIDI 信号を受けて発音し、LCD 表示 / キー入力ができるところまで来ました。 まだ AD 入力の割り付けを決めていません。
バナー・メッセージを表示している状態の写真を下に示します。
16 文字 × 2 行キャラクタLCD とのインターフェースには、RX62N の場合と同様に、AVR や PIC などの 8 ビット MCU を使用して STM32F4 側との信号線を 2 本に減らしています。
今回は、PIC16F1823 (14 ピン DIP) を使用して、コンパクト化をはかりました。
PIC18F1823 は LCD 本体の下に隠れる位置に実装したので、上の写真には写っていません。
回路図を下に示します。 (3 月 27 日追記: USART2_RX のピンの割り付けを PA3 から PD6 に変更したので、下の回路図と表を差し替えました)
MIDI 入力用と、LCD インターフェース用の USART の割り付けは次の表のようになっています。
ヘッダ | ポート | 信号名 | 接続先 |
---|---|---|---|
P1-40 | PD8 | USART3_TX | MIDI I/F TX |
P1-41 | PD9 | USART3_RX | MIDI I/F RX |
P1-43 | PD11 | USART3_CTS | 31.25 kbps 38.4 kbps 切り替え信号 |
ヘッダ | ポート | 信号名 | 接続先 |
---|---|---|---|
P2-30 | PD6 | USART2_RX | LCD MCU TX |
P1-14 | PA2 | USART2_TX | LCD MCU RX |