CQ-FRK-FM3 基板用FM音源プログラム -- TGFM3 (6)

同じ Cortex-M3 コア搭載のマイコンでも、STmicroelectronics の STM32F シリーズや、NXP の LPC17xx シリーズには、シリアル入力オーディオ DAC とインターフェスするための I2S モジュールが内蔵されています。
これらのモジュールでは、インターフェースに必要な信号はハードウェアが生成してくれます。
それに比べて、FM3 には I2S モジュールはなく、通常の SPI を利用してインターフェースしているので、DAC の LRCK 信号は別個に生成する必要があります。
FM 音源プログラムでは、その目的に「ベースタイマ」(BT: Base Timer) を使用しています。
「ベースタイマ」は、その名の通り、基本的な機能だけを持つタイマで、16 チャンネルが内蔵されており、また、それとは別に多機能な「多機能タイマ」も 3 チャンネル内蔵されています。
この「多機能タイマ」の方は、FM 音源プログラムでは PWM DAC 出力として利用しています。

続きを読む