2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

dsPIC33FJ64GP802 (6) --- DSP 命令と DSP ライブラリ (4)

DSP ライブラリ中の (補間/間引き/格子型/適応型などを除く「普通」の) FIR 関係の関数には次の 3 つがあります。 void FIRStructInit ( FIRStruct* filter, int numCoeffs, fractional* coeffsBase, int coeffsPage, fractional* delayBase ); void FIRDela…

dsPIC33FJ64GP802 (5) --- DSP 命令と DSP ライブラリ (3)

DSP ライブラリの FIR() 関数を使う前に、下のようなデータを用意しておく必要があります。 入力データが格納された配列 (要素数 N) 出力データを受け取るための配列 (要素数 N) タップ係数の配列 (要素数 M,、X-データ・メモリあるいはプログラム・メモリ、…

dsPIC33FJ64GP802 (4) --- DSP 命令と DSP ライブラリ (2)

DSP ライブラリに含まれる関数をカテゴリ別に分類すると下のようになります。 ベクトル演算 窓関数の初期化 行列演算 フィルタ FFT/DCT PID 制御 浮動小数点と固定小数点との相互変換 スタック・ガードの設定 (dsPIC33E のみ) これらのカテゴリ分けは、ライ…

dsPIC33FJ64GP802 (3) --- DSP 命令と DSP ライブラリ (1)

FIR (Finite Impulse Response) フィルタの計算では、FIR フィルタの「タップ」ひとつあたり 1 回の積和演算が必要です。 積和の乗算ではオペランドを 2 つ必要とするので、メモリ・アクセスが 2 回必要となります。 したがって、タップひとつ分の計算を 1 …

dsPIC33FJ64GP802 (2) --- DAC の周波数特性 (2)

dsPIC マイコン本体のプログラムで固定周波数の正弦波、あるいはリニア周波数スイープの正弦波を発生させ、DAC に出力し、アナログ信号をホスト PC のオーディオ入力に接続して「WaveSpecta」で周波数特性を観測した結果を示します。 他に注記のない限り、Wa…

dsPIC33FJ64GP802 (1) --- DAC の周波数特性 (1)

Microchip 社の dsPIC33F ファミリは、DSP 命令を持つ 3.3 V 電源の 16 ビット・マイコン・ファミリで、秋月電子では次の 2 品種の取り扱いがあります。 dsPIC33FJ32GP202-I/SP (単価 380 円) dsPIC33FJ64GP802-I/SP (単価 480 円) 型番中の「GP」は「汎用」…

はてなブログへの移行のお知らせ

これまで、「はてなダイアリー」を利用してきましたが、2019 年 春ごろにサービス停止となる予定を受けて、「はてなブログ」へ移行しました。 新しい URL は下のようになります。 https://pcm1723.hateblo.jp/ なお、「リダイレクト」機能により、旧・はてな…