2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (5)

今回は、ピーク・ホールド/トラック回路の説明をします。 回路図を下に再掲します。 この回路をブレッド・ボード上に組んで実験しています。 回路図の上部で、OP アンプが 3 段縦続になっているのがピーク・ホールド/トラッキング部で、1 段目と 3 段目はゲ…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (4)

PC のサウンド・インターフェースを利用して、MCA (Multi Channel Analyzer) の機能を実現するフリー・ソフトウェア Pulse Recorder and Analyser - PRA を使って、ガンマ線のスペクトルを求める実験をしています。 が、あまり良好な結果は得られていません…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (3)

今回は、LTSpice によるトランジェント解析で、パルス出力の時間波形を求めます。 波形自体は、すでに 9 月 10 日の記事に掲載してあります。 シミュレーションに使用した回路図を下に示します。 OP アンプのマクロ・モデルとしては、LTSpice 組み込みの LTC…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (2)

今回からは、主に LTSpice を使って回路動作を見ていきます。 まず、初段のいわゆる「チャージ・アンプ」部の回路を下に示します。 (a) が、ここでの実験回路、(b) が MAXIM アプリケーション・ノート AN2236 の回路で、それぞれ動作の原理を示すために簡略…

PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路 (1)

またまた、シンセとは離れて、PIN フォトダイオードによるガンマ線検出回路の実験をしています。 世の中では、浜松ホトニクスの S6775 を使った事例が多いようですが、価格は秋月でも 1 個 500 円であり、うまく行かなかった場合のダメージが大きいので、受…