2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

SH-2A 基板 (14)

おくればせながら、やっとインターフェース 2010 年 7 月号を買って来ました。 気になっていた SPDIF モジュールのオーバーサンプリングクロックの設定ですが、やはり 512 fs 以外の選択肢はないようです。 pp.102 のコラム 1 に、X4 に実装すべき水晶振動子…

SH-2A 基板 (13)

シリアル経由で PC とデータのやりとりができるようになったので、プログラムでサンプリングレートコンバータのインパルス応答を求めて PC に送り、周波数特性を求めてみました。 SH-2A/FPU コアですから、FPU は内蔵されており、マイコン側で FFT を計算す…

SH-2A 基板 (12)

今回も SH-2A 本体ではなく、ベースボード上の周辺回路の話題です。 シリアル MIDI 入力インターフェース回路として、定番のチャージポンプ付き RS232C トランシーバ IC (MAX232 互換品) を使っています。 コンデンサ 5 個を外付けするだけで手軽に使えて便…

SH-2A 基板 (11)

CQ-FRK-SH2A 基板専用のベースボードを作り始めました。 写真を下に示します。 16 文字 x 2 行のキャラクタ LCD や、タクトスイッチなどは実装しただけで、まだ配線はしていません。 実際の外付け回路として機能しているのは、3.3 V レギュレータ、(レガシー…

SH-2A 基板 (10)

CQ 出版「インターフェース」誌 2010 年 6 月号付属基板「CQ-FRK-SH2A」用の FM 音源プログラム「TGSH2A」の暫定第 1 版をリリースしました。 暫定版の TGSH2A プログラムは (→こちら) に置いてあります。

SH-2A 基板 (9)

グローバル変数の追加/削除によりデータ領域の配置が変化したプログラムをビルド/ダウンロード/実行した場合に挙動がおかしくなる現象が見られたので、オペランド・キャッシュをパージするタイミングを変更しました。 これまでは、「resetprg.c」ファイル中…

SH-2A 基板 (8)

SPDIF モジュールとシリアルサウンドインターフェース (SSIF) モジュールは同じオーディオ・クロックからタイミングを作り出すので、それぞれのサンプリング周波数が一致するように設定しておけば、周波数および位相の関係は一定値を保ち、誤差が蓄積してい…

SH-2A 基板 (7)

SH7262 の SPDIF モジュールのコントロールレジスタ (CTRL) では、ビット 31 〜 29 および 27 はリザーブビットとなっており、書き込む値は常に「0」にするように指示されています。 デバッガで FM 音源プログラムをダウンロード、実行した後、実行を中断し…

SH-2A 基板 (6)

CQ-FRK-SH2A 基板で SPDIF 経由のサンプリング周波数 44.1 kHz のディジタル・オーディオ信号を扱うには、その 512 倍の 22.5792 MHz のオーディオ・クロックが必要になります。 ググってみたところ、この周波数の水晶振動子を、 納期がかからず 妥当な価格…

SH-2A 基板 (5)

CQ-FRK-SH2A 基板をベースボードに装着し、(レガシー) MIDI / シリアル MIDI 入力および、(直接接続の) 16 ビット・シリアル・ディジタル・オーディオ DAC 出力サポートを組み込みました。 写真を下に示します。 このベースボードは、 V850 基板 → FR60 基板…

SH-2A 基板 (4)

SH-2A でキャッシュを有効にする設定自体は非常に簡単で、命令キャッシュなら CCR1 レジスタの ICE ビット、オペランド (データ) キャッシュなら OCE ビットを「1」にするだけです。 通常はキャッシュ内容を無効化するのと同時にキャッシュ動作を許可します…