2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

LPC2388 マイコン基板 (2)

LPC2388 は 10 ビット DAC を内蔵しているので、DAC を利用して出力する限りは、PWM を使用する場合と違ってポストフィルタを省いて、出力ピンから直接にオーディオ信号を取り出すことができます。 それ以上のことをやろうとすると、どうしても外部回路が必…

LPC2388 マイコン基板 (1)

CQ 出版発行の「インターフェース」誌 2009 年 5 月号付属の NXP LPC2388 マイコン基板 (CQ-FRK-NXP-ARM) に暫定版の FM 音源プログラムを移植し、「TGLPC」と名付けました。 インターフェース誌は定期購読しているので、5 月号は 21 日に届きましたが、あま…

3V単一電源動作の VCF (9) - Minimoog 回路のシミュレーション (5)

今回は、トランジスタ・ラダー構成で、1次の (電圧可変) オールパス・フィルタ (APF) を実現します。 4次 LPF 特性を実現できるトランジスタ・ラダー回路を使いながら、まともに実現できるのは1次 APF 特性に過ぎないので、ここまで来ると、かなり無理や…

3V単一電源動作の VCF (8) - ブレッドボード(4)

ブレッドボードでトランジスタ・ラダー構成上に Bach トポロジーの2次 LPF/BPF を実現する実験を行いました。 回路図を下に示します。

3V単一電源動作の VCF (7) - Minimoog 回路のシミュレーション (4)

今回は、トランジスタ・ラダー回路の「構成」だけを利用して、Q 可変の LPF に仕立てる原理としては Sallen-Key 型の方法を採用した回路について説明します。 いま、「Sallen-Key」といいましたが、各1次 RC フィルタの間にバッファが入る構成については、…

3V単一電源動作の VCF (6) - ブレッドボード(3)

BPF13 についてブレッドボードで実験してみた結果を示します。(回路図はこちら→) 回路図には、BPF13、BPF11、HPF10 の各入力を示してありますが、実験してみたのは BPF13 だけです。 BPF12 に対応するラダー段は回路の簡略化のため、カレントミラーの入力側…

3V単一電源動作の VCF (5) - Minimoog 回路のシミュレーション (3)

2 次の伝達関数を実現する、バイクワッド (双二次: biquad) 回路あるいはステートバリアブル (状態変数: state variable) 回路では、ひとつの回路から LPF/BPF/HPF などの複数のフィルタ出力を同時に取り出すことができます。 Moog タイプのトランジスタ・ラ…

3V単一電源動作の VCF (4) - ブレッドボード(2)

ブレッドボードの写真を下に示します。 画面上部が NJM317 による 3V 電源、画面下部左側の 16 ピン DIP IC が NPN トランジスタアレイ TD62507P、画面下部中央少し右よりに変換基板に実装した 2SA1618 を2個並べてあります。 少し見えにくいのですが、右側…

3V単一電源動作の VCF (3) - ブレッドボード(1)

ブレッドボード上に実験回路を組んでみて、一応の動作を確認しました。 実験している回路図はこちら (→) です。 ブレッドボード上の面積の節約のため、差動増幅部には、低電圧オーディオ・パワーアンプ IC である LM386 を使用しました。 ノイズの問題などか…

3V単一電源動作の VCF (2) - Minimoog 回路のシミュレーション (2)

VCF のレゾナンス (Moog 用語ではエンファシス) を下げた状態、つまり、負帰還量を下げた状態でのシミュレーション結果のグラフを下に示します。

3V単一電源動作の VCF (2) - Minimoog 回路のシミュレーション (1)

これまで、トランジスタ・ラダー型フィルタの回路シミュレーションをきちんとやったことがなかったので、まずは、原型となる Minimoog のオリジナル回路の LTSpice シミュレーションを行いました。 結果の周波数特性 (AC 解析) のグラフを下に示します。

3V単一電源動作の VCF (1)

「Analog2.0」の作者の Gan さんが、ブログ「Gaje」で Analog2.0 最後のモジュール VCF の設計が固まったことを報告してらっしゃいます。 OTA 使用のタイプから設計変更した回路はまだナイショということですが、VCF 基板の写真を見れば、一目で Moog タイプ…